PrometheusがKubernetesに続きCNCFのGraduatedプロジェクトになりました
モニタリングツールとして広く使われているPrometheusが、CNCFのGraduatedプロジェクトとなったことを発表しました。
Kubernetesに続く卒業となります。CNCFがホストするプロジェクトは多くあり、既に商用で利用されているOSSもありますが、現在のところGraduatedは、KubernetesとPrometheusの2つだけです。Graduation Stageに到達するためには、CNCFの定めた規準を満たす必要があり、両者の成熟度や安定度は高いといえるでしょう。 既にPrometheusを利用してる企業も多くあるかと思いますが、今後ますます案件が増えそうです。
記事では、incubating
からgraduated
となるまでに、Prometheusコミュニティであったさまざまな出来事について述べています。
・We completely rewrote our storage back-end to support high churn in services
・We had a large push towards stability, especially with 2.3.2
・We started a documentation push with a special focus on making Prometheus adoption and joining the community easier
筆者も、Prometheus2.0でPrometheusのTSDBがスクラッチで書き換えられた話は、当時驚いた記憶があります。
OpenMetricsがCNCFのSandboxプロジェクトとなるなど、モニタリングの重要度は今後も高いと思いますので、Prometheusコミュニティが、Graduatedとなったことでどのようになっていくのか楽しみです。